Altテキスト

Altテキストはimg要素のalt属性です。アクセシビリティと画像検索に役立ちますが、ウェブ検索順位への効果は限られています。

初回公開:2026年6月25日 · 最終更新:2026年8月6日 · Advanced
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Altテキストは、画像の目的と文脈に合わせて選ぶ短い代替文であり、img要素のalt属性の値です。HTMLで必須で、アクセシビリティ準拠への1つの入力(それだけでADAやWCAGへの完全な準拠を保証するものではありません)であり、検索エンジンにとって最も重要な画像メタデータです。多くのガイドが見落とす要点は、Altテキストが主に画像検索を助け、通常のウェブ検索順位を助けるものではないことです。Muellerはこれを繰り返し説明しており、確認済みの公式ソースも、追加による順位、トラフィック、AI引用の結果を約束していません。説明ではなく文脈のために書き、キーワードを詰め込まず、「image of」で始めず、装飾画像には欠落属性ではなくalt=""を使い、機能画像やリンク画像では操作や遷移先を説明します。リンク画像ではAltテキストがアンカーテキストとして働きます。ウェブ上でAlt属性の欠落は最も多い技術的SEO問題で、80,4%のサイトに少なくとも1つあります。

TL;DR — Altテキストは、<img>要素のalt属性の値です。HTMLで必須であり、アクセシビリティに必要で、検索に関する画像メタデータで最も重要な要素です。多くのガイドが取り違える点は、主に画像検索に影響し、ウェブ検索の順位には影響しないことです(Muellerは繰り返し説明しています)。GoogleはAltテキストをコンピュータビジョンとページの文脈に合わせて読み取るため、単なる説明ではなく文脈のために書きます。キーワードを詰め込まず、「image of」で始めず、装飾画像には欠落属性ではなくalt=""を使います。リンク画像では、Altテキストがアンカーテキストとして働きます。Googleによる文字数制限はなく、155文字は執筆上の目安です。Altテキストの欠落はウェブ上で最も多い技術的問題で、**80,4%**のサイトに少なくとも1つあります。

Evidence for this claim Informative images need a concise text alternative, while decorative images should use an empty alt attribute. Scope: W3C image accessibility guidance. Confidence: high · Verified: W3C WAI: Image concepts Evidence for this claim Google uses alt text together with page content and computer vision to understand an image's subject matter. Scope: Google Images alt-text guidance. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Image SEO

Altテキストの正体

Altテキストは、HTMLの<img>要素にあるalt属性の値です。

<img src="dalmatian-puppy.jpg" alt="Dalmatian puppy playing fetch">

画像の短い代替文であり、スクリーンリーダー利用者、クローラー、画像が無効になったり読み込みに失敗したりしたブラウザのために使います。用語について1つ正確にしておきましょう。**「altタグ」**と呼ばれることが多いものの、これは誤称です。タグ<img>で、altはそのタグ上の属性です。呼び方が定着しているので争うつもりはありませんが、正確な用語はalt属性で、その中のテキストがAltテキストです。

HTML仕様では、<img>要素にalt属性が必須です。完全に省略すると準拠違反になります。空の値(alt="")は有効で意味があり、装飾画像を示す正しい方法です(詳しくは後述します)。

何を書くかは、普遍的な説明レシピを順番に実行して決めるものではありません。適切なAltテキストは、フレーム内に何があるかの一覧ではなく、ページ上のその場所での画像の目的に応じて決まります。画像がどこに置かれ、周囲のコンテンツが何をすでに伝えているかによって、同じ画像でも別のAltテキストや空のAltテキストが正当に必要になることがあります。文脈から独立した「唯一の正しい」キャプションはありません。

Altテキストには2つの別々のSEO上の役割がある — その1つは過大評価されている

これは、ほとんどの「SEOのためのAltテキスト」ガイドが曖昧にする違いであり、このページの本当の価値がある部分です。Altテキストは検索に対して2つの異なる働きをします。

  1. ページにテキストを加える。 GoogleはAltテキストをページ上のテキストの一部として数えます。Muellerはこう述べています。“The alt text is essentially shown when the images are turned off in most browsers, so that’s something that we would count as part of the on-page text.” (翻訳) 「ほとんどのブラウザで画像をオフにすると基本的にAltテキストが表示されるため、ページ上のテキストの一部として数えます」。これは実際の効果ですが、小さなものです。

  2. 画像が何についてのものかを示す — 画像検索のために。 こちらが主な役割です。Googleの公式ドキュメントはAltテキストを画像メタデータを提供するための*“the most important attribute”* (翻訳) 「最も重要な属性」と呼び、Muellerはその効果が画像検索にあると説明しています。“if someone is searching in Google Images for something that kind of matches the alt text, then we can use that to understand that your image is relevant.” (翻訳) 「誰かがGoogle画像検索でAltテキストに近いものを検索していれば、画像が関連していると理解するために使えます」。

ここは理解しておくべき点です。画像があるという理由だけでAltテキストを追加しても、ページがウェブ検索で上位になるわけではありません。Muellerは直接こう言っています。“It’s not the case that we would say a textual webpage has more value because it has images. It’s really just we see the alt text and we apply that to the image, and if someone searches for the image we can use that to better understand the image.” (翻訳) 「画像があるからテキストのウェブページの価値が高いとは言いません。Altテキストを見て画像に適用し、誰かが画像を検索したら画像をよりよく理解するために使うだけです」。

目的が画像検索での可視性(そこから生まれるリファラルトラフィックを含む)なら、Altテキストは非常に重要です。Altテキストだけで青いリンクのウェブ順位も上げたいと思っているなら、道具を間違えています。これはJavaScript SEOの記事でも述べた点です。ウェブ検索ではAltテキストはページ上のテキストとして数えられますが、その重要性は過大評価されがちで、本当の効果は画像検索とアクセシビリティにあります。

Googleが使うシグナルはこれだけではない

Altテキストは単独で読まれるわけではありません。Googleはこう説明しています。“Google uses alt text along with computer vision algorithms and the contents of the page to understand the subject matter of the image.” (翻訳) 「Googleはコンピュータビジョンのアルゴリズムとページの内容に加えてAltテキストを使い、画像の主題を理解します」。コンピュータビジョンは、画像がビーチだとすでに判別できます。Altテキストの役割は、モデルが推測できないこと、つまり文脈です。このページに画像がある理由と、ここで何を意味するかです。だからこそMuellerの2024年の助言は説得力があります。AIが*「photo of a beach」と出力するのは画素を技術的に説明していますが、“the alt-text is unique in that it’s what directly connects the image to the page with context.”* (翻訳) 「Altテキストは、画像を文脈とともにページへ直接つなぐものという点で独自です」という機会を無駄にします。同じビーチ写真でも、サーフィンのページ、不動産の掲載ページ、気候の記事では別のAltテキストが適切です。

Evidence for this claim Google uses alt text together with page content and computer vision to understand an image's subject matter. Scope: Google Images alt-text guidance. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Image SEO

アクセシビリティ — そして法的な重み

Altテキストは、SEOの資産である前にアクセシビリティの要件です。WCAG 2.x 成功基準1.1.1(非テキストコンテンツ)、レベルAは、非テキストコンテンツにテキストによる代替を求めています。スクリーンリーダー利用者はこれに依存します。なければ画像はページ上の死角になり、alt属性を省略すると生のファイル名を読み上げるリーダーもあります。

これは数十ある成功基準の1つにすぎません。画像のAltテキストを正しく設定すれば、画像について1.1.1を満たせますが、それだけでページやサイト全体のWCAG準拠やADA準拠が成立するわけではありません。色のコントラスト、キーボード操作、フォームラベル、見出し構造など、別の基準にも依存します。Altテキストはアクセシビリティに必要な一部であり、全体ではないと考えてください。

これは軽い話ではありません。Alt属性の欠落は、米国で毎年数千件に上るADAのウェブサイトアクセシビリティ訴訟で日常的に指摘されています。私のJavaScript SEOガイドでも、“missing alt attributes are an accessibility issue, which may turn into a legal issue.” (翻訳) 「Alt属性の欠落はアクセシビリティの問題であり、法的な問題になる可能性がある」と書いています。これは修正の位置付けを変えます。まずコンプライアンス上の対応であり、SEO上の対応はその次です。SEOクローラー(Ahrefs Site Auditを含む)が技術的な問題としてAlt属性の欠落を指摘する理由もそこにあります。

機能するAltテキストの書き方

  • キャプションではなく文脈から始める。 画像が視覚的に何であるかだけでなく、ページにとって何を意味するかを説明します。画像検索についてMuellerはこう言っています。“you don’t necessarily need to describe exactly what is in the image, but rather kind of like what this image means for your particular page.” (翻訳) 「画像に何があるかを正確に説明する必要は必ずしもなく、むしろこの画像があなたのページにとって何を意味するかを説明する」。
  • 「Image of」や「Photo of」で始めない。 GoogleのLizzi Sassmanはこう述べています。“We already are aware that it’s an image. You don’t need to say, ‘It’s an image of’ and then the thing.” (翻訳) 「すでに画像だと分かっています。『これは〜の画像です』と言ってから対象を書く必要はありません」。説明的な語句で十分で、完全な文でなくても構いません。
  • キーワードは自然に使い、決して詰め込まない。 Googleは*“focus on creating useful, information-rich content that uses keywords appropriately and is in context.”* (翻訳) 「キーワードを適切に、文脈に沿って使う有用で情報豊富なコンテンツ作成に集中する」としています。また、“Avoid filling alt attributes with keywords… as it results in a negative user experience and may cause your site to be seen as spam.” (翻訳) 「Alt属性をキーワードで埋めるのは避ける。ユーザー体験を損ない、サイトがスパムと見なされる可能性がある」と警告しています。Gary Illyesの言葉では、Altテキストは*“shouldn’t be what you want to rank for, but what’s in the image.”* (翻訳) 「順位を上げたいものではなく、画像にあるものを書くべき」です。
  • 周囲の段落をAltにコピーしない。 Muellerは*“I wouldn’t just blindly copy and paste the same text that you already have on a page as an alt text.”* (翻訳) 「ページにすでにある同じテキストを、考えずにAltテキストとしてコピー&ペーストすることはしません」と言っています。alt属性は文脈を加える固有の機会であり、重複ではありません。
  • Googleの文字数制限はない。 Muellerは*“we don’t have any guidelines with regards to how long your alt text can be.”* (翻訳) 「Altテキストの長さについてのガイドラインはありません」と述べています。広く引用される「125文字」はアクセシビリティツールに由来し、GoogleのDeveloper Style Guideは厳しい上限ではなく、執筆上の目安として155文字以下を提案しています。Googleが切り詰めるからではなく、長い説明がスクリーンリーダー利用者の読み上げを妨げるから短くします。
  • 繰り返す画像には一貫したAltテキストを使う。 同じ画像が複数箇所に登場するなら、同じAltテキストを付けます。

装飾画像:欠落したaltではなくalt=""

スペーサー、区切り線、情報を持たない背景装飾など、純粋に装飾的な画像の正しいパターンは、空のalt属性です。

<img src="divider.svg" alt="">

alt=""は、支援技術に画像が装飾的でスキップしてよいと伝えます。属性を省略するのと同じではありません。altを完全に省略するのはHTML仕様違反で、一部のスクリーンリーダーがファイル名を読み上げる原因になります。つまり、装飾画像にはalt=""(空の値を持つ属性)を指定し、属性を欠落させず、説明も書きません。私のJavaScript SEOガイドでも、主要なコンテンツ画像のAltを修正し、プレースホルダーや装飾画像はAltを空にしてよい(つまりalt="")と説明しています。

「装飾的」の判定は、画像がページのどこか別の場所(周囲の文章、キャプション、ページの構造)ですでに伝えている以上の情報を加えるかどうかです。加えないなら(スペーサー、同じ内容をすでに示すテキストの隣にある繰り返しアイコン、純粋な視覚的な穴埋めとして使うストック写真など)、装飾的なのでalt=""にします。画像が小さいか装飾的に見えるかに関係なく、ページ上の他の要素が提供しない情報を加えるなら装飾ではありません。

機能画像:アイコンではなく操作を説明する

画像には、純粋に装飾的なものでも単純な情報画像でもなく、コントロールであるものがあります。アイコンだけの検索ボタン、ハンバーガーメニューのアイコン、動画サムネイルの再生ボタンなどです。これらでは、Altテキストはアイコンの見た目ではなく、コントロールを有効にすると何が起きるかを説明します。

<!-- Weak: describes the icon -->
<button><img src="magnifying-glass.svg" alt="Magnifying glass icon"></button>

<!-- Better: describes the action -->
<button><img src="magnifying-glass.svg" alt="Search"></button>

スクリーンリーダー利用者が「虫眼鏡アイコン」と聞いても、コントロールを有効にすると何が起きるか分かりません。「検索」ならすぐに分かります。これは後述するリンク画像にも当てはまる原則です。ページ上での画像の機能をAltテキストにします。ただし、<a>が関与しない場合にも適用されます。

リンク画像:Altテキストがアンカーテキストになる

画像がリンク(<a>で囲まれているもの)になると、Altテキストはそのリンクのアンカーテキストとして機能します。Googleは*“Alt text in images is useful as anchor text if you decide to use an image as a link.”* (翻訳) 「画像をリンクとして使うなら、画像のAltテキストはアンカーテキストとして役立つ」としています。空のAltを持つ画像だけのリンクは、空のアンカーテキストと同じです。スクリーンリーダーが遷移先を説明できないためアクセシビリティに悪く、リンクシグナルにも悪影響があります。リンク画像のAltテキストは、画像が何を見せるかだけでなく、リンク先を説明します。

ここは正確に範囲を定めましょう。Googleが文書化しているのは、クロール可能なリンクでAltテキストをアンカーテキストとして使うことです。ブラウザと支援技術が使う完全な「アクセシブルな名前」の計算より狭い概念で、計算にはaria-labelaria-labelledby、周囲のリンクテキストも使われます。Altテキストはその広い計算への1つの入力であり、すべてではありません。

SVGは別物

インラインの<svg>要素はalt属性を取りません。alt<img>用です。インラインSVGにアクセシブルな名前を付けるには、aria-labelledbyから参照する<title>要素を使います。

<svg role="img" aria-labelledby="logo-title">
  <title id="logo-title">Acme Corp logo</title>
  <!-- paths… -->
</svg>

<img src="logo.svg">経由で参照されるSVGは、他の画像と同じ通常のalt属性を使います。ここで述べているのはインラインSVGのマークアップだけです。

避けるべきアンチパターン

  • キーワードの詰め込み — Googleが明確に警告しているスパムシグナルです。
  • 周囲の段落をそのままAlt属性にコピーする。
  • 「Image of」や「Photo of」で始める — 冗長です。
  • 装飾画像のaltを省略するalt=""を使うべきです。
  • **ページの文脈を無視した、AI生成の「photo of X」**という説明。
  • 空のAlt属性に会社名を入れる。 Muellerはこれについて率直に、“It makes no sense, it seems like a waste of time to me: once wasted time to implement, and again wasted time to clean up later on.” (翻訳) 「意味がありません。私には時間の無駄に思えます。実装に一度時間を無駄にし、後で片付けるためにもう一度無駄にします」と述べています。
  • alt属性とtitle属性を混同する。 title属性はホバーツールチップとして表示されるもので、Altテキストではなく、SEOやアクセシビリティへの重みもほとんどありません。

欠落したAltテキストを見つけて修正する

Alt属性の欠落は例外ではありません。ウェブのデフォルトの失敗状態です。百万超のドメインを対象にしたサイト監査調査では、80,4%のサイトで少なくとも1ページにAlt属性の欠落があり、私たちが見つけた技術的SEO問題の中で最も多いものになりました。

見つけるには、次の方法があります。

  • Ahrefs Site Audit → Imagesレポートは、サイト全体でAlt属性が欠落した画像を指摘します(Ahrefs Webmaster Toolsは、確認済みサイトなら無料で使えます)。
  • 手動のスポットチェック — 重要なコンテンツ画像で要素を検証するか、ブラウザのアクセシビリティ拡張機能を使います。

修正するときの優先順は次のとおりです。

  1. まず主要なコンテンツ画像 — 意味を持ち、画像検索のトラフィックを得られる画像です。
  2. 次にリンク画像 — ここでAltを空にすると、アンカーテキストとアクセシビリティの両方で損をします。
  3. 最後に装飾画像 — 修正は説明を追加することではなく、alt=""にすることです。

期待値について1つ注意があります。Altテキスト追加のSearchPilot分割テストは、ウェブ順位について結論が出ていない/統計的に有意ではない結果でした。Altテキストの効果はウェブ順位の向上ではなく、画像検索とアクセシビリティにあるという、ここまでの説明と一致します。ゼロから始めるサイトについてMuellerが安心させるように、“if you’re just adding alt text for the first time, then sometimes, even any alt text is better than nothing.” (翻訳) 「初めてAltテキストを追加するなら、何らかのAltテキストでも、何もないより良い場合があります」と述べています。

率直に言うと、このページのどこにも、Altテキストを修正すれば順位、トラフィック、AI検索の引用が一定量動くという保証はありません。確認済みの公式ソースもその約束をしておらず、上の分割テストの証拠も結論が出ていません。Altテキストが確実に行うのは、アクセシビリティの空白を埋め、Googleの画像検索アルゴリズムに、明示的に利用すると説明されているメタデータを渡すことです。

より大きな全体像(ファイル名、画像サイトマップ、遅延読み込み、フォーマット、レスポンシブ画像)については、この記事が属する画像SEOハブを参照してください。

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