HTTPステータスコード

HTTPステータスコードの意味と仕組み、1xx〜5xxの分類、SEOで重要なコード、Googleによる解釈をまとめた、リダイレクト、エラー、クロール挙動の総合ガイドです。

初回公開:2026年6月27日 · 最終更新:2026年8月21日 · Advanced
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HTTPステータスコードは、サーバーが応答ごとに返す3桁の番号です。SEOではページ内容と同じくらい重要です。1xxは情報、2xxは成功、3xxはリダイレクト、4xxはクライアントエラー、5xxはサーバーエラーを示します。301/308は正規化シグナルを渡し、302/307は渡しません。404/410は時間とともにインデックスから外れますが、404は一般にランキングを下げません。5xxと429はクローラーを一時的に減速させます。注意すべき例外は、存在しないという内容なのに200を返し、Googleが404と同様に扱うソフト404です。このハブでは分類、よくある誤解、各エラーコードの詳細記事を案内します。

要点 — ステータスコードはページ内容とは独立した、SEO上の重要なシグナルです。2xx はインデックス登録の必要条件ですが、十分条件ではありません。301 / 308 は正規化シグナルを渡し、302 / 307 は渡しません。4xx のページは時間とともにインデックスから外れ、404 は一般にランキングを下げません。5xx429 はインデックス削除ではなく、クローラーを 減速 させます。2xx に戻ると徐々に回復します。落とし穴は ソフト404 です。「存在しない」という内容なのに 200 を返すページをGoogleはコンテンツ層で検出し、本物の404と同様に扱います。コードを実態に合わせ、恒久的な移転には恒久的リダイレクトを使い、停止中は 503 を返し、壊れた 200 を返さないでください。

ステータスコードの本質

5つの応答クラスはHTTP仕様のRFC 9110に由来します。これはプロトコル上の意味であり、SEOスコアそのものではありません。 Evidence for this claim Primary standard or official documentation supporting the adjacent article claim. Scope: Protocol semantics and Search behavior are kept separate; no indexing, ranking, or migration-timing guarantee is inferred. Confidence: high · Verified: RFC 9110: Status codes その仕様を前提としたGoogleの文書は、クロールやインデックス登録の正確な時期を保証せず、想定される処理結果を説明しています。 Evidence for this claim Primary standard or official documentation supporting the adjacent article claim. Scope: Protocol semantics and Search behavior are kept separate; no indexing, ranking, or migration-timing guarantee is inferred. Confidence: high · Verified: Google: HTTP and network errors

Google自身の文書が最も明快に定義しています。“HTTP status codes are generated by the server that’s hosting the site when it responds to a request made by a client, for example a browser or a crawler.” (翻訳) 「HTTPステータスコードは、サイトをホストするサーバーが、ブラウザやクローラーなどのクライアントからのリクエストに応答するときに生成します」。SEOで重要なのは、コードが後から続くHTMLとは別個の 独立したシグナル であることです。人には完璧に見えるページでも、サーバーが最初に返した番号のために検索に表示されないことがあります。

SEOの観点から見た5つの分類

1xx — 情報。 100 Continue101 Switching Protocols など、「処理中」を示す暫定応答です。SEOに関係することはほぼありませんが、現代的な例外が 103 Early Hints です。完全な応答の準備前に重要リソースのプリロード開始をブラウザへ知らせられるため、Core Web Vitalsの小幅な改善には役立ちますが、インデックス登録を促すものではありません。

2xx — 成功。 インデックス可能なページは 200 OK を返します。ただし 200必要条件であって十分条件ではありません。品質、重複などの理由で、Googleが200のページをインデックスしないことはあります。覚えておきたい境界例は、本文が空の成功応答 204 No Content です。インデックスする内容がないため、ソフト404として扱われる可能性があります。

3xx — リダイレクト。 正規化に関する違いが現れる分類で、このテーマで最も誤解されがちな部分です。Googleのリダイレクト文書によると、次のように分かれます。

  • 301(恒久的)と 308 — Googleはリダイレクトをたどり、さらに「インデックス処理パイプラインは、リダイレクト先を正規URLとすべきことを示すシグナルとしてリダイレクトを使用」します。ランキングシグナルは移転先に統合されます。
  • 302(一時的)と 307 — Googleはリダイレクトをたどりますが、「インデックス処理パイプラインは、リダイレクト先を正規URLとすべきことを示すシグナルとしてリダイレクトを使用しません」。恒久的な移転に 302 を残すのは典型的な設定ミスです。長期間続く302をGoogleが実質的に301として扱う場合はありますが、それに頼るべきではありません。

Googleは恒久的な移転では、可能な限り “use a permanent server-side redirect whenever possible” (翻訳) 「恒久的なサーバー側リダイレクトを使用する」よう推奨しています。また、“By default, Google’s crawlers follow up to 10 redirect hops.” (翻訳) 「デフォルトでは、Googleのクローラーがたどるリダイレクトは最大10ホップ」と上限も明記しています。それを超えるリダイレクトチェーンは途中で打ち切られます。(11種類のリダイレクトとSEOへの影響は、リソース欄でリンクしたAhrefsの記事にまとめました。このハブは詳細解説ではなく、全体像を示す地図です。)3xxには 304 Not Modified もあります。キャッシュ済みのコピーが最新だとクローラーに伝える応答で、ランキングへ直接作用しませんが、大規模サイトの効率的なクロールに役立ちます。

4xx — クライアントエラー。 リクエスト側の事情によりページを配信できない状態です。対象が存在しない、禁止されている、またはこのクライアントに対してブロックされている場合などです。Googleは明確に、“Google doesn’t use the content from URLs that return 4xx status codes,” (翻訳) 「Googleは4xxステータスコードを返すURLのコンテンツを使用しない」、また “if a URL was previously used but is now returning 4xx status code, Google systems will stop using the URL over time.” (翻訳) 「以前使用していたURLが現在4xxを返す場合、Googleのシステムは時間の経過とともにそのURLの使用を停止する」と説明しています。404 については、“the indexing pipeline removes the URL from the index if it was previously indexed. Newly encountered 404 pages aren’t processed.” (翻訳) 「以前インデックスされていたURLはインデックスから削除され、新たに検出した404ページは処理されない」としています。

Evidence for this claim Primary standard or official documentation supporting the adjacent article claim. Scope: Protocol semantics and Search behavior are kept separate; no indexing, ranking, or migration-timing guarantee is inferred. Confidence: high · Verified: Google: HTTP and network errors

ここには、重要な注意点が2つあります。

  • 404 はランキングを下げません。 Search Consoleヘルプは、“In general, 404 errors won’t impact your site’s search performance.” (翻訳) 「一般に、404エラーはサイトの検索パフォーマンスに影響しない」と明記しています。404のリスクは、そのページが得ていたトラフィックやリンクを失うこと、また大規模に発生した場合はクロール予算を浪費することです。
  • Googlebotに対して 401 / 403 を乱用しないでください。 Googleは、“Don’t use 401 and 403 status codes for limiting the crawl rate. The 4xx status codes, except 429, have no effect on crawl rate.” (翻訳) 「クロール頻度の制限に401と403を使わないでください。429を除く4xxはクロール頻度に影響しない」と警告しています。401 / 403 でGooglebotをブロックしても減速にはならず、コンテンツを見えなくするだけです。

クライアントエラーの各コードには、それぞれ固有の論点があります。アクセスと認証の 401403、消失を示す 404410 とその使い分け、レート制限の 429、法的理由によるブロックの 451 です。各コードは個別の記事で詳しく解説しています。下の「次に読む記事」を参照してください。

5xx — サーバーエラー。 リクエストは正しかったものの、サーバーが処理できなかった状態です(500 Internal Server Error502 Bad Gateway503 Service Unavailable504 Gateway Timeout)。SEOで重要なのは、これらが 即座にインデックス削除を起こすわけではない ことです。Googleの文書では、5xx and 429 server errors “prompt Google’s crawlers to temporarily slow down with crawling,” (翻訳) 「5xxと429のサーバーエラーは、Googleのクローラーに一時的なクロール減速を促す」とされ、“once the server starts responding with a 2xx status code, Google gradually increases the crawl rate.” (翻訳) 「サーバーが2xxで応答し始めると、Googleは徐々にクロール頻度を上げる」と説明されています。減速の程度についても、“the decrease in crawl rate is proportionate to the number of individual URLs that are returning a server error.” (翻訳) 「クロール頻度の低下は、サーバーエラーを返す個別URLの数に比例する」とされています。一時的な障害では既存のインデックスURLが維持され、削除につながるのはエラーが 長期化 した場合だけです。

クロールとインデックス登録を結び付ける考え方

これらのコードの背景には、異なる2つの問いがあります。

  1. このURLをクロールすべきか。 5xx / 429 は「減速して後で再試行」、301 / 302 は「代わりにこちらへ」という意味です。実際にクロール頻度を抑えるのは 429 と5xxだけです。
  2. この内容をインデックスすべきか。どのURLを使うべきか。 2xx は処理対象になり得る、4xx は除外、301 / 308 は移転先へ統合、という意味です。

両者をつなぐ仕組みを崩す例外が ソフト404 です。ここでは コードコンテンツ が食い違います。

ソフト404 — 見落としやすい例外

ソフト404とは、成功コード(200)を返しながら、項目が存在しないと内容で示すページです。空のページ、「見つかりません」というメッセージ、内容の乏しい、または空白の結果などが該当します。GoogleはHTTPコードにかかわらず、コンテンツ層 で問題を検出します。“if the content suggests an error for Google Search, an empty page or an error message, Search Console will show a soft 404 error.” (翻訳) 「コンテンツがGoogle検索にとってエラーを示す場合、空のページまたはエラーメッセージの場合、Search Consoleにはsoft 404エラーが表示される」と説明しています。

ページが「正常に表示される」のに、なぜ問題なのでしょうか。クロール予算を浪費するからです。Googleの大規模サイト向けガイドは、“soft 404 pages will continue to be crawled, and waste your budget.” (翻訳) 「ソフト404ページは引き続きクロールされ、クロール予算を浪費する」と明言しています。原因は、存在しないルートにも 200 を返すCMSやJavaScriptフレームワークの設定ミスであることが一般的です。修正方法は コード を実態に合わせることです。本物の 404(または 410)を返し、GoogleがURLを適切に除外できるようにします。このクラスターにはソフト404専用の記事もあります。

404と410 — 実際に違いはあるのか

SEO上の違いはほとんどありません。John Muellerは2024年に、“The difference in processing of 404 vs 410 is so minimal that I can’t think of any time I’d prefer one over the other for SEO purposes,” (翻訳) 「404と410の処理差は非常に小さく、SEO目的で一方を優先する場面は思い付かない」と説明し、さらに “Google does not penalize for 404’s (those pages drop out of the index though).” (翻訳) 「Googleは404にペナルティを科さない(ただしページはインデックスから外れる)」と述べています。410(Gone)は恒久性をわずかに早く伝え、人やほかのツールに意図をより明確に示せます。Matt Cuttsによる以前の説明では、410 の削除処理は「少し速い」程度で、差は長くても数日でした。削除が恒久的だと確信しているなら 410、ページが戻る可能性がある、または不明なら 404 を使います。Googleのクロール予算ガイドはどちらでもよいとしており、“a 404 status code is a strong signal not to crawl that URL again.” (翻訳) 「404はそのURLを再度クロールしないよう示す強いシグナル」と説明しています。詳細は404と410の比較記事で解説します。

ダウンタイムと移行でステータスコードを使う方法

計画停止、メンテナンス、移行期間には、503 Service Unavailable を返します。壊れた 200 を返してはいけません。John Muellerは、“if something goes drastically wrong with your hoster, and you can’t host your website anymore, please return a ‘503 Service unavailable’ HTTP result code.” (翻訳) 「ホスティングで重大な問題が起き、サイトをホストできなくなった場合は、503 Service unavailableのHTTP結果コードを返してください」と明言しています。避けるべき2つの方法についても、“returning an error page with ‘200 OK’ will result in us indexing the change of content like that (and if all of your pages return the same error page, then we may assume that these URLs are duplicates). Redirecting to a temporary page will result in that redirect being used for indexing.” (翻訳) 「エラーページを200 OKで返すと、その変更後の内容がインデックスされる。全ページが同じエラーページを返せば重複URLと見なされる可能性がある。一時ページへリダイレクトすれば、そのリダイレクトがインデックス登録に使われる」と説明しています。オリジンサーバーが完全に停止した場合は、DNSを一時サーバーへ向け、そこで 503 を配信する方法があります。

ただし、期間は短くしてください。Gary Illyesは、“Serving a 503 status code for an extended period of time will cause a decrease in crawl rate,” (翻訳) 「503を長期間配信するとクロール頻度が低下する」としつつ、“10-15 minutes every now and then is not ‘extended’ by any means, so you should be fine.” (翻訳) 「ときどき10〜15分という程度は決して『長期間』ではないので問題ない」と述べています。目安として、503 は数週間ではなく数時間の停止に使います。数週間続けば、Googleはページが実際になくなったと扱い始めます。移行時の手法は503の記事で詳しく説明します。

ページのステータスコードを確認する方法

  • ブラウザの開発者ツール — Networkタブを開いて再読み込みし、documentリクエストを選んでStatus列を確認します。
  • コマンドライン — 1回のリクエストのヘッダーなら curl -I https://example.com/page、リダイレクトチェーン全体をたどるなら curl -IL https://example.com/page を実行します。
  • Google Search Console — URL検査ツールでクロール時のステータスを確認します。
  • Bing Webmaster Tools — URL InspectionツールでBingbotに対して同様に確認します。
  • クローラー — Screaming Frog SEO SpiderとAhrefs Site Auditはサイト全体をクロールし、ステータスコード、リダイレクトチェーン、4xx / 5xxのURLをまとめて抽出します。無料のAhrefs SEO Toolbarでは、閲覧中ページのコードを確認できます。

競合ガイドが見落としがちな注意点があります。1回の確認で分かるのは、その1回のリクエストだけです。 ステータスはリクエストメソッド、ユーザーエージェント、認証、地域、時刻に加え、途中のキャッシュやCDNによって変わります。手元で正常でもGooglebotが同じ応答を受けたとは限りません。簡潔な診断手順は次のとおりです。

  • メソッドHEAD リクエストは GET と同じヘッダーを持つべきですが、サーバーはコンテンツ生成が必要なフィールドを省略できます。そのため HEAD の確認だけでは実際の GET 応答を証明できません。結果が異なる場合は GET で再確認します。
  • ユーザーエージェント — Bot検出、地域ブロック、クローキングにより、Googlebotには 200、ブラウザには 403 が返る場合があります(またはその逆)。
  • 地域 — 地域ブロックや地域別CDNルールが疑われる場合は、複数の場所またはIPから再確認します。
  • キャッシュ — オリジン自体の不具合と判断する前に、ブラウザキャッシュやCDNエッジキャッシュに古い応答が残っていないかを確認します。
  • チェーン — 最終コードだけでなく、リダイレクトチェーン全体を記録します。途中のホップが本当の問題かもしれません。
  • ログ — コードが想定と違う場合は、Googlebotが実際に受け取った応答を確認します。単一のブラウザやチェッカーでは分からない事実を示すのがサーバーログです。

Bingに関する補足

Bingが公開しているステータスコードの説明はGoogleより限定的です。Googleの文書ほど詳しく「ステータスコードがクロールに及ぼす影響」をまとめた正式文書はなく、調査時にはBing担当者による発言も見つかりませんでした。方向性としては同じで、正確なコードを返し、継続する 4xx / 5xx を修正し、恒久的な移転には恒久的リダイレクトを使います。存在しないBingの引用を作るより、この点を率直に示します。

次に読む記事:HTTPエラーコードのクラスター

このハブは概要です。HTTPエラーコード のサブハブでは、実際にトラブルシューティングするコードを個別の記事で詳しく解説します。

  • 401 Unauthorized403 Forbidden — アクセスと認証のコード、およびクロール制限に使うべきでない理由。
  • 404 Not Found410 Gone404410 の比較 — 「ページがなくなった」場合のコードと使い分け。
  • 429 Too Many Requests — レート制限、およびほかの4xxと異なりクロール頻度に影響する仕組み。
  • 451 Unavailable For Legal Reasons403 とは異なる、法律や規制によるブロック。
  • 500 Internal Server Error502 Bad Gateway503 Service Unavailable504 Gateway Timeout — サーバーエラー、クロール減速、メンテナンスで 503 を使う方法。
  • ソフト404 — 実際にはエラーなのに 200 を返す状態と、その修正方法。

各記事はこのハブの下に配置され、サイドバーにも掲載されています。リダイレクトがランキングシグナルを統合する仕組みは 正規化 を、5xx / 429 によるクローラーの減速は クロール を参照してください。

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