BreadcrumbのSEO

Breadcrumbとは何か、SEOで重要な理由、BreadcrumbList構造化データの実装方法、2025年にGoogleがモバイルSERPから削除した後に変わったことを説明します。

初回公開:2026年6月26日 · 最終更新:2026年8月22日 · Advanced
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Breadcrumbは、Home > Category > Pageのようなナビゲーションの道筋で、SEOに2つの役割を持ちます。目に見えるHTMLリンクはPageRankを通します(Gary Illyesは通常のリンクとして扱うと確認)。BreadcrumbList JSON-LDはGoogleのデスクトップ検索スニペットに読みやすい経路を表示できます。構造化データは本物の内部リンクの代わりではありません(Muellerが明言)。両方の層が必要です。2025年1月にGoogleはモバイルSERPからBreadcrumbを削除しましたが、デスクトップ表示、スキーマ処理、クロール、PageRankは変わっていません。Rich Results Testでテストし、Search ConsoleのBreadcrumbsレポートで監視します。

TL;DR — Breadcrumbは2層で機能します。HTML層(目に見える<a href>リンク)は内部リンクであり、Gary IllyesはGoogleがBreadcrumbリンクをPageRank計算の「通常のリンク」として扱うと述べました。構造化データ層BreadcrumbList JSON-LD)は、Googleのデスクトップスニペットに読みやすい道筋を表示し、エンジンが階層を読み取るのを助けます。ただしMuellerは、構造化データ内のURLは実際の内部リンクと同じようには使われないと明確にしています。スキーマはHTMLの代わりではありません。2025年1月にGoogleはモバイルSERPからBreadcrumbを削除しました(現在はルートドメインのみ)。デスクトップ表示、スキーマ処理、クロール、PageRankはすべて変わっていません。位置ベースのBreadcrumbを使い、サーバー側でレンダリングし、表示テキストをスキーマのnameに一致させ、Rich Results TestとSearch ConsoleのBreadcrumbsレポートでテストします。

Evidence for this claim Breadcrumbs expose a page's position in a site hierarchy and provide navigational links back through that hierarchy. Scope: Google's current breadcrumb guidance. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Breadcrumb structured data Evidence for this claim Valid BreadcrumbList structured data can make a page eligible for breadcrumb presentation in Google Search, without guaranteeing display. Scope: Current Google breadcrumb feature eligibility and required properties. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Breadcrumb markup guidelines

Breadcrumbは、サイト階層におけるページの位置を反映する補助ナビゲーションの道筋です。Home > Category > Subcategory > Current Pageのように表します。メインナビゲーションを置き換えず補完するため「補助」と呼ばれます。SEO上の価値は2つの異なる層から来ます。この記事では混同が多くのミスの出発点になるため、分けて扱います。

2層のアーキテクチャ

第1層 — HTML。 目に見えるBreadcrumbは、実際の<a href>アンカーリンクを含む<nav>です。これが内部リンクであり、価値を通す部分です。Gary Illyesは2017年に直接質問され、GoogleはBreadcrumbを好み、「PageRank computationなどで通常のリンクとして」扱うと答えました。したがってBreadcrumbはサイト全体に広がる体系的な内部リンクパターンです。各商品ページはカテゴリへ、各カテゴリはハブへリンクする、といった具合です。重要なハブページへPageRankを分配し、クローラーに深いページへの一貫した経路を与えます。

第2層 — 構造化データ。 BreadcrumbList JSON-LDは道筋に注釈を付け、Googleが(a)デスクトップ検索スニペットに読みやすい道筋を表示し、(b)複数のナビゲーション経路が同じページへ通じる場合を含め、階層をよりよく理解できるようにします。結果の見た目に影響するのはこちらです。

落とし穴は、第2層によって第1層が不要になると考えることです。そうではありません。John Mueller は 2022 年に、“just because there is structured data in a page somewhere, I wouldn’t see that as a replacement for normal internal linking,” (翻訳) 「ページのどこかに構造化データがあるからといって、通常の内部リンクの代わりとは考えない」と明確に述べ、さらに “even if in the structured data, you also provide URLs, we don’t use those URLs in the same way as we would use normal internal links.” (翻訳) 「構造化データで URL も提供していても、通常の内部リンクと同じようには使わない」と説明しました。スキーマで本物の HTML リンクを省略する近道はありません。両方を実装します。

  • 位置ベース(階層)。 ページがサイト構造のどこにあるかを示し、訪問者ごとに同じです。標準的で、SEOに本当に役立つ唯一の種類です。
  • 属性ベース。 ページの特徴を示し、ECサイトやファセットナビゲーションで一般的です(Home > Shoes > Running > Size 10)。属性フィルタリングで商品へ到達できる場合に役立ちます。
  • 履歴ベース(経路)。 個々のユーザーのクリックストリーム(「ここから来ました」)を反映します。ユーザーごとに異なり一貫しないため、信頼できる階層シグナルになりません。SEOでは避けます。

どれを使うべきか? Google自身の指針が軸になります。URL構造の文字どおりの複製ではなく、典型的なユーザーナビゲーション経路を反映するBreadcrumbを提供します。実際には位置ベースが多くのサイトを満たします。訪問経路に関係なく、すべての訪問者が見る安定した経路だからです。属性ベースは、典型的な経路が本当に属性を通る、フィルタ済み/ファセットページで使う例外です。履歴ベースは指針を満たしません。典型的な経路ではなく、あるユーザーの経路だからです。

GoogleがSERPでBreadcrumbを使う方法

BreadcrumbListマークアップが存在し有効なら、Googleはデスクトップ結果の緑色のURLをBreadcrumbの道筋に置き換えられます。Googleはマークアップを「検索結果の情報を分類する」ために使い、表示はデスクトップでSearchが提供されるすべての地域と言語に対応します。標準的な注意点として、少なくとも2つのListItemエントリーが必要で、有効なマークアップでもリッチリザルト表示を保証しません

2025年1月のモバイル変更 — 実際に変わったこと

2025 年 1 月 23 日、Google は “no longer show breadcrumbs on mobile search results in all languages and regions where Google Search is available (they continue to appear on desktop search results).” (翻訳) 「Google 検索を利用できるすべての言語と地域のモバイル検索結果でパンくずを表示しない(デスクトップ検索結果では引き続き表示する)」と発表しました。理由として、パンくず要素は “isn’t as useful to people who are searching on mobile devices, as it gets cut off on smaller screens.” (翻訳) 「小さな画面では途中で切れてしまうため、モバイル端末で検索する人にはそれほど役立たない」と説明しました。モバイル結果には経路ではなくルートドメイン(例:example.com)が表示されます。

ここが重要です。「Breadcrumbはまだ重要か」というパニックが広がった理由でもあります。

  • 変わったこと: モバイルの視覚的スニペット。道筋ではなくルートドメインが表示されます。
  • 変わっていないこと: デスクトップSERPのBreadcrumbは引き続き表示され、構造化データは処理され、Search ConsoleのBreadcrumbsレポートも機能し、Rich Results Testでマークアップをテストできます。クロール、内部リンク、PageRankの価値も完全に変わっていません。Googleは対応不要と明言しています。引き続きBreadcrumbListを使ってください。

私の見方では、SERP表示はもともとBreadcrumbを使う3つの理由の中で最も小さいものでした。内部リンクの価値(PageRank、クロール経路)とUXの価値は少しも動いていません。モバイルスニペットの見た目の変更だけを理由にBreadcrumbを削除するのは誤りです。

JSON-LDを使います。Googleが推奨する形式で、マークアップとは別に保守しやすいからです。(MicrodataとRDFaも引き続きサポートされます。古いdata-vocabulary.org語彙は非推奨なので、schema.orgを使います。)

必須の形:

  • BreadcrumbList.itemListElementListItemオブジェクトの配列。
  • ListItem.position1から始まり、昇順の整数。
  • ListItem.name — 表示テキスト。
  • ListItem.item — 絶対URL。Googleが現在ページのURLを使うため、最後のBreadcrumbでは省略可能です。

完全なテンプレートはCheat Sheetsタブにあります。

よくある実装エラー(しかも頻繁に起きます):

  • 最後ではないBreadcrumbでitemが欠落している。
  • 絶対URLが必要な場所で相対URLを使っている。
  • positionの整数が連番になっていない。
  • 目に見えるBreadcrumbテキストがスキーマのnameと一致しない。
  • Googlebotが実行しない可能性のあるクライアント側・JSのみのレンダリング。初期HTMLにBreadcrumbが含まれるようサーバー側でレンダリングする。
  • トラッキングパラメーター付きの非canonical URLへリンクしている。
  • 非推奨のdata-vocabulary.orgマークアップを使っている。

テストと監視

  • Rich Results Testsearch.google.com/test/rich-results)— デプロイ前後にマークアップを検証し、エラーを見つけます。
  • URL Inspectionツール(Search Console)— Googleが実際にライブページを取得し解釈した方法を確認します。
  • Search Console › Enhancements › Breadcrumbs — 2025年1月の変更後も機能するレポートで、リリース後にサイト全体の有効/無効アイテムを監視します。公開後、クロールとインデックス登録が追いつくまで数日待ちます。

「有効」の範囲を正直に保ちます。Googleの一般的な構造化データガイドラインによれば、検証に合格することで、サポートされる表示の対象になる資格を得ます。しかしBreadcrumbが表示されること、ランキングが上がること、トラフィックが増えること、AI生成回答がページを引用することは保証しません。Rich Results Testがきれいに通ることを「既知のエラーなし」と扱い、結果の約束とは考えないでください。

Evidence for this claim Valid BreadcrumbList structured data can make a page eligible for breadcrumb presentation in Google Search, without guaranteeing display. Scope: Current Google breadcrumb feature eligibility and required properties. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Breadcrumb markup guidelines

BingはBreadcrumbListを含む共有のschema.org語彙をサポートし、同じマークアップからBreadcrumbリッチリザルトを表示できます。実務上の要点は、1つのJSON-LDブロックを実装すればGoogleとBingの両方に使えることです。Bing専用のBreadcrumb形式を保守する必要はありません。

ベストプラクティス

  • 構造化データだけでなく、本物のHTMLリンクを使う。 スキーマは内部リンクを置き換えません。
  • 現在のページにはリンクしない。 最後のBreadcrumbは現在いるページです。
  • 表示テキストをスキーマのnameに一致させる。 2つの層が一致するようにします。
  • サーバー側でレンダリングする。 Googlebotが最初に受け取るHTMLにBreadcrumbを入れます。
  • タクソノミーと一貫させる。 典型的なナビゲーション経路を反映するBreadcrumbは、きれいな階層を強めます。
  • 深いページだけでなくハブやカテゴリページにも置く。 階層を強め、サイト全体で深いコンテンツを見つけやすくします。

不要な場合

本当にフラットなサイト、つまり階層のない少数ページ、1階層だけのパンフレットサイト、独立したランディングページでは、Breadcrumbの利益はほとんどありません。2階層以上の階層があるサイト(ほとんどのコンテンツサイト、ニュースサイト、ドキュメント、ECカタログ)なら、Breadcrumbは価値を発揮します。

Breadcrumbはサイトをつなぐ方法の一部です。より広い内部リンク、URLとフォルダー構造、サイト全体のナビゲーションと並び、人とクローラーが階層を移動する方法を形作ります。

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