多言語SEO
複数言語に対応するサイトのSEOを解説します。多言語と多地域の違い、Googleの言語検出、hreflang、URL構造、Bingのシグナル、機械翻訳の判断基準を整理します。
言語
多言語SEOは、複数言語を提供するサイトを最適化し、各バージョンを適切な検索者へ届ける取り組みです。Googleは<html lang>属性やContent-Languageヘッダーではなく、表示テキストから言語を判断します。hreflangも言語検出器ではなく、代替URLの関係を示すものです。一方、Bingはcontent-languageメタタグを重視します。まず対象言語で価値あるコンテンツを作り、言語ごとのURLを用意し、相互のhreflangで結びます。多くのサイトではサブディレクトリが現実的です。hreflang実装の67%には問題がありましたが、優先すべきは相互参照の欠落や壊れたURLなどの構造エラーです。
Evidence for this claim Google recommends distinct URLs for each language version and cautions against relying on cookies or browser settings to swap content at one URL. Scope: Current Google multilingual site guidance. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Managing multilingual sites Evidence for this claim hreflang can connect equivalent language or regional URLs, while page language is determined from visible content rather than the annotation alone. Scope: Current Google localized-version guidance. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Localized versionsTL;DR — 多言語SEOとは、複数の言語で利用できるサイトを最適化し、適切な人に適切なバージョンを表示することです。国ではなく言語が中心です。各言語に独自のURLを与え、
hreflangでどのURL同士がバージョン関係にあるかをGoogleへ伝え、ページ上の実際のテキストからGoogleに言語を判断してもらいます。
多言語と多地域:まずここを整理する
この2つは常に混同されますが、切り分けるとテーマ全体が分かりやすくなります。
- 多言語 = サイトが複数の言語に対応すること。ドイツ語、フランス語、イタリア語のスイスのサイトは、1か国で3言語なので多言語です。
- 多地域 = サイトが複数の国のユーザーを対象にすること。米国版と英国版の英語を分けたサイトは、1言語で2地域なので多地域です。
両方に該当するサイトも多くあります(英語、スペイン語、フランス語を国別に分けるグローバルブランドなど)。しかしシグナルと問題は異なるため、実際にどちらを扱っているのかを知ると役立ちます。このページは言語側を扱います。
「言語ターゲティング」が実際に意味すること
同じページを複数の言語で提供する場合、Googleに次のことを理解してほしいはずです。
- 各言語版が存在すること。
- それらが同じ内容のバージョンであること。
- ドイツ語の検索者にはドイツ語版を、フランス語の検索者にはフランス語版を表示すること。
これを実現する主なシグナルが**hreflang**属性です。これは「このURLはスペイン語版、こちらはフランス語版で、両者にはこの関係がある」と示す小さなタグです。Googleはその後、検索者に合う版を表示しようとします。
初心者が驚く点は、Googleがページの言語を、コードの設定ではなく表示されている単語を読んで判断することです。コード上はドイツ語と宣言していても、英語のテキストで埋まったページは英語として扱われます。対象言語で本物のコンテンツを書いてください。それが効くシグナルです。
異なる言語版を置く場所(URL構造)
各言語に別のURLが必要です。一般的な方法は3つあります。
- サブディレクトリ —
example.com/es/、example.com/fr/。ほとんどのサイトで通常これを選びます。設定しやすく、すべての版が1つのドメインの強さを共有できます。 - サブドメイン —
es.example.com、fr.example.com。動作しますが、検索エンジンには別サイトに近いものとして扱われます。 - 国コードドメイン(ccTLD) —
example.es、example.fr。国をターゲットにするシグナルは最も強い一方、権威性を築くべき別のWebサイト全体が必要です。
example.com?lang=es のようなURLパラメータに言語を詰め込むのは避けてください。Googleも明確に推奨していません。
多言語SEOが本当に必要になるとき(単なる翻訳との違い)
言葉だけを翻訳して同じURLに載せたり、訪問者全員を所在地で自動リダイレクトしたりするだけでは、本当の多言語SEOではありません。Googleが他の言語を見つけられない可能性もあります。複数の言語を本当に提供し、それぞれを順位付けしたいなら、別URL + hreflang + Googleがクロールできるコンテンツが必要です。1言語しかないなら、これらはすべて省略できます。
技術的な深掘り、つまりGoogleの言語アルゴリズム、Bingとの違い、よくある hreflang エラー、2025年の自動翻訳の脅威を知りたいですか?Advancedタブに切り替えてください。
多言語SEOの間違い
lang をGoogleの言語検出器として扱う
**失敗する理由:**GoogleはHTML属性に頼らず、表示されるページテキストから言語を判断します。**代わりに行うこと:**レンダリング後の主要コンテンツを対象言語で一貫して書き、アクセシビリティや属性を使う検索エンジンのために正しいメタデータを残します。
hreflangでページの言語を宣言する
**失敗する理由:**hreflangは代替URLを対応付けるもので、意味のある翻訳済みコンテンツの代わりにはなりません。**代わりに行うこと:**表示可能な対象言語のコンテンツを持つ、別のクロール可能なURLを公開し、相互のhreflangで同等版を結びます。
訪問者を自動言語リダイレクトへ強制する
**失敗する理由:**クローラーや多言語ユーザーが、推測された版に閉じ込められる可能性があります。**代わりに行うこと:**すべての版へ直接アクセスできるようにし、目に見える提案とクロール可能な言語リンクを提供します。
自分でテストする:多言語SEO
Evidence for this claim Google recommends distinct URLs for each language version and cautions against relying on cookies or browser settings to swap content at one URL. Scope: Current Google multilingual site guidance. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Managing multilingual sites Evidence for this claim hreflang can connect equivalent language or regional URLs, while page language is determined from visible content rather than the annotation alone. Scope: Current Google localized-version guidance. Confidence: high · Verified: Google Search Central: Localized versionsTL;DR — 心構えを正しく持てば、多言語SEOの大部分は整理できます。Googleは言語検出に
<html lang>属性もContent-LanguageHTTPヘッダーも使わず、主に表示テキストを使います。他の検索エンジンは別のシグナルを使う可能性があるので、現在のガイダンスを確認してください。hreflangはページの言語を宣言するのではなく、URL同士を代替版として対応付け、Googleが適切な版に差し替えられるようにします。これは指示ではなくヒントです。さらに非常にエラーが起きやすく、私の374 756ドメインの調査では67%にhreflangの問題がありました。ほとんどのサイトではサブディレクトリを使い、Googlebotを自動リダイレクトせず、実際のビジネス上の理由があるページだけを翻訳します。
多言語 ≠ 多地域
基礎となる区別です。多言語は言語、多地域は国に関するものです。ドイツ語、フランス語、イタリア語のスイスのサイトは多言語ですが単一地域です。米国/英国の英語サイトは多地域ですが単一言語です。両者は常に重なりますが、使うシグナルと生じる問題が異なるため、私は頭の中で分けています。Google自身の説明では、“A multilingual website is any website that offers content in more than one language,” (翻訳)「多言語Webサイトとは、複数の言語でコンテンツを提供するWebサイトです」に対し、“A multi-regional website is one that explicitly targets users in different countries.” (翻訳)「多地域Webサイトとは、異なる国のユーザーを明示的に対象にするWebサイトです」です。
Googleが実際にページの言語を検出する方法(ここが重要)
このテーマ全体で最も誤解されている点です。多くの人が間違えるので、あえて強調する価値があります。
Googleは <html lang> 属性を無視します。Googleは Content-Language HTTPヘッダーを無視します。表示されているテキストを読みます。
ドキュメントの記述をそのまま引用すると、“Google uses the visible content of your page to determine its language. We don’t use any code-level language information such as lang attributes, or the URL.” (翻訳)「Googleはページの表示コンテンツを使って言語を判断します。lang 属性やURLのようなコードレベルの言語情報は使いません。」です。hreflangのページにも、“Google doesn’t use hreflang or the HTML lang attribute to detect the language of a page; instead, we use algorithms to determine the language.” (翻訳)「Googleはページの言語検出に hreflang やHTMLの lang 属性を使わず、代わりにアルゴリズムで言語を判断します。」とあります。
Search Off the Record(2024年7月)で、Gary Illyesはこれに名前を付けました。LDCP — Language Demotion, Country Promotion(言語による降格、国による昇格)です。説明は、“if someone is searching in German and your page is in English, then you would get a demotion.” (翻訳)「誰かがドイツ語で検索していて、ページが英語なら降格されます。」でした。これは順位付けの仕組みで、hreflangより基礎的です。ページが検索者の言語で本当に書かれていなければ、タグが何を示していてもLDCPが降格します。(Illyesは、Googleがすでに代替言語版を「自動的に学習」して対応付けるシステムを持つとも示しており、この種の手動シグナルは廃れていく方向です。)
Googleが<html lang>を信用しないのは、誤っていることが多いからです。Garyが紹介したJoomlaの例では、CMSが*“[Joomla] came with the Lang attribute set to English, and there was no way to override it… And then you looked at the page, and it was 100% German. So it was like you can’t trust that.”* (翻訳)「JoomlaはLang属性が英語に設定された状態で提供され、上書きする方法がありませんでした。ページを見ると100%ドイツ語でした。だから信用できないのです」という状態でした。John Muellerも同じ点を説明し、HTMLのlang属性は*“something we don’t use at all”* (翻訳)「まったく使わないもの」であり、“almost always wrong. So we tend to ignore that.” (翻訳)「ほとんどいつも間違っているので、無視する傾向があります」と述べています。
**結論:**言語検出はマークアップではなく、コンテンツの問題です。対象言語で本物のコンテンツを書いてください。lang 属性はアクセシビリティ(スクリーンリーダー)とBingには依然として重要ですが、Googleの言語検出には使われません。
Bingは逆の仕組みです
Bingは**hreflangをサポートしていません。**Googleがコードレベルの言語ヒントを無視する一方、Bingはそれに依存します。Bingの優先順位は次のとおりです。
<meta http-equiv="content-language" content="en-us">— 第一シグナル。<html lang="">属性 — 第2シグナル。- ページ上のテキストコンテンツ。
Bingの形式は、2文字のISO 639言語コード、ハイフン、ISO 3166地域コードです(en-us、es-mx)。そのため、両方の検索エンジンに対応する適切な国際化サイトには、別URLのコンテンツに加えて、hreflang(Google/Yandex向け)とcontent-languageメタタグ(Bing向け)が必要です。冗長ではありません。異なる検索エンジンへ異なる入力を渡します。
hreflangが実際に行うこと、行わないこと
hreflangは**言語検出器ではなく、関係マップです。**ページの言語をGoogleに伝えるものではありません。Googleはすでにコンテンツから判断します。hreflangが伝えるのは、どのURLがどの言語・地域のユーザーに向けた代替版かであり、検索者ごとに正しい版へ差し替えられるようにします。Googleは、“Use hreflang to tell Google about the variations of your content, so that we can understand that these pages are localized variations of the same content.” (翻訳)「hreflang を使ってコンテンツのバリエーションをGoogleに伝え、これらのページが同じコンテンツのローカライズ版だと理解できるようにしてください。」と説明しています。
クラスターを有効にするには、3つの点が正しくなければなりません。
- 双方向。 “If two pages don’t both point to each other, the tags will be ignored.” (翻訳)「2つのページが互いを指していなければ、タグは無視されます。」英語版がイタリア語版を指すなら、イタリア語版は英語版へ戻す必要があります。
- **自己参照。**各ページが自分自身と他のすべての版を列挙する。
- **x-default。**一致しない言語のフォールバック(推奨ですが、厳密には必須ではありません)。
配信方法は3つあります。<head> のHTML <link> タグ、HTTP Link ヘッダー(PDFのような非HTMLファイルに便利)、または xhtml:link 名前空間を持つXMLサイトマップです。URLは https:// を含む完全修飾URLにしてください。
そして重要なのは、**hreflangは指示ではなくヒントだということです。**Google自身の説明は、“hreflang annotations are a hint to Google, not a directive.” (翻訳)「hreflangアノテーションはGoogleへのヒントであり、指示ではありません。」です。canonicalタグ、コンテンツシグナル、インデックス状態が一致しなければ、Googleはそれを上書きできますし、実際に上書きします。
あまり語られない価値:hreflangは新しい言語のインデックス登録を速める
ほとんど誰も話さないメリットがあります。同じSOTRエピソードで、Gary Illyesはhreflangの発見が代替版の検証クロールを引き起こすと述べました。“There is a dependency crawl triggering when we discover Hreflang, like we want to verify that.” (翻訳)「Hreflangを発見すると、それを検証したいので依存関係のクロールが起きます。」つまりGoogleがページ上のhreflangを見つけると、関係を検証するために代替言語版をクロールします。これにより**新しく公開した言語ページのインデックス登録が速くなります。**hreflangは正しい版を表示するだけでなく、新しい言語の発見を促進します。
GSCのhreflangデータが少なく見える理由(正常です)
Illyesのもう1つの指摘も覚えておく価値があります。“Search Console only reports canonicals… the vast majority of the Hreflang clusters… are not canonical.” (翻訳)「Search Consoleが報告するのはcanonicalだけで、hreflangクラスターの大部分はcanonicalではありません。」ほとんどのhreflang代替版はcanonical URLではないため、GSCのカバレッジレポートには個別に表示されません。ダッシュボードが「言語ページがインデックスされていない」ように見えても、実際にはGSCがcanonicalだけを報告していることがよくあります。集計値を信用せず、URL検査ツールと実際のSERPで確認してください。
es-MXとes-ESの重複コンテンツ
スペイン語の2つのバリエーションが重複として扱われるのではないか、という不安はよくあります。Googleの実際のルールは、“Localized versions of a page are only considered duplicates if the main content of the page remains untranslated.” (翻訳)「ページのローカライズ版は、ページの主要コンテンツが翻訳されていない場合にのみ重複と見なされます。」です。通貨、語彙、地域の参照先などに本当の違いがある2つのスペイン語ページは別物です。しかし地域差のない同一テキストのes-ESとes-MX URLは、重複として扱われます。hreflangだけでは分離できず、**別の地域コンテンツが必要です。**有効なhreflangクラスター内ではシグナルが代替版全体で統合されることもあり、通常は役立ちます。
URL構造、内部リンク、言語検出
構造。 ほとんどのサイトではサブディレクトリ(/es/、/fr/)を使います。ルートドメインの権威性を引き継ぎ、保守負担も小さいためです。サブドメインは別サイトに近く扱われます。ccTLDは国を対象にする最も強い地域シグナルですが、プロパティとリンク構築を別々に管理する必要があります。URLパラメータは明示的に*“not recommended.”* (翻訳)「推奨されません」とされています。
**版同士の内部リンク。**言語版同士を適切にリンクします(言語スイッチャーもその一部です)が、すべての代替版を主要ナビゲーションのリンクにしないでください。正式な関係はhreflangに担わせ、スイッチャーはユーザーのために使います。
言語検出UXとクロール可能性の罠。 ここでサイトは静かに壊れます。Googlebotは*“sends HTTP requests without setting Accept-Language in the request header”* (翻訳)「リクエストヘッダーにAccept-Languageを設定せずにHTTPリクエストを送信します」。クロール元は主に米国IPですが、米国外のIPも一部使います。IPやAccept-Languageに基づいてユーザーを言語版へ自動リダイレクトすると、Googlebotには英語版しか見えず、他言語版を発見できない可能性があります。Googleの明確な指示は、“Avoid automatically redirecting users from one language version of a site to a different language version.” (翻訳)「サイトのある言語版から別の言語版へユーザーを自動リダイレクトするのは避けてください」です。
代わりに、別URLを配信し、hreflangを付け、ユーザーを助けたい場合は邪魔にならない提案バナー(「このページは英語でも利用できます。切り替えますか?」)を表示します。現在のURLに留め、cookieまたはlocalStorageで選択を記憶させます。Accept-Language は提案として使い、リダイレクトのトリガーにはしません。国旗を言語識別子に使うのも避けてください。国旗は国のもので、言語のものではありません。
翻訳品質と機械翻訳
機械翻訳自体は禁止されていません。Google自身の定義では、“Scaled content abuse is when many pages are generated for the primary purpose of manipulating search rankings and not helping users.” (翻訳)「スケールドコンテンツの不正利用とは、ユーザーを助けるのではなく検索順位を操作することを主目的として多数のページを生成することです。」です。 Jump to quote 翻訳は、このポリシーが扱う自動変換の例の1つとして挙げられています。具体的には、“including through automated transformations like synonymizing, translating, or other obfuscation techniques,” (翻訳)「同義語化、翻訳、その他の難読化技術のような自動変換を含む」、特に*“where little value is provided to users.”* (翻訳)「ユーザーにほとんど価値が提供されない場合」です。 Jump to quote 判断基準は制作方法ではなく価値です。編集者の監督なしに生の機械翻訳を大量投下することが本当のリスクです。人間によるレビューとキュレーションを加えた機械翻訳(一般にMTPEと呼ばれるワークフロー)は、リスクを避ける標準的でスケーラブルな方法です。翻訳ページも他のページと同じように、対象市場の本当の検索意図に応えるかで判断します。英語キーワードを翻訳するだけでなく、言語ごとにキーワード調査を行ってください。意図と表現は市場ごとに異なるからです。(詳しくは機械翻訳とSEOを参照。)
多言語サイトのschema
Article/Product/FAQPage schemaの inLanguage プロパティでコンテンツの言語を示し、各言語版にその言語のschemaブロックを持たせます。schemaとhreflangは別の仕事をします。hreflangは代替URLを対応付け、schemaはコンテンツの意味と言語を明確にします。相互に補完する層です。
エラー率:374 756ドメインの調査
hreflangを使う374 756ドメインの調査を行いました。結論は、67 %超に問題があったことです。内訳は多い順に、x-defaultの欠落(56,3 %)、自己参照タグの欠落(18 %)、壊れた/リダイレクトされた参照(16,9 %)、相互タグの欠落(15,3 %)、非canonical参照(8 %)、誤ったISOコード(4,6 %)、HTML langとhreflangの不一致(3,2 %)、重複する言語エントリ(2,5 %)、同一ページを複数言語に宣言(2,5 %)です。
ただし、悲観しすぎる必要はありません。第一に、上位二つのx-defaultと自己参照は推奨で、厳密な必須条件ではないため、実際の重大度は67%より低くなります。第二に、Googleは多くを自動修正します。 Gary Illyesは自身の実装時代にhreflangエラーが*“didn’t cause problems”* (翻訳)「問題を引き起こさなかった」と述べています。私もEnterprise SEO ChaosのSMX講演で、Googleが多くを自動修正している可能性が高く、すべてのhreflangエラーを追う価値はないと説明してきました。ただし、相互リンクの欠落や壊れたURLといった構造上のエラーはクラスターを壊すため、修正が必要です。構造を直し、挙動を監視してください。
2025年の脅威:Googleのtranslate.googプロキシ
知っておくべき新しい変化があります(Motoko Huntによる2025年6月のSearch Engine Land記事)。Googleが高品質な現地語コンテンツがないと判断すると、translate.goog プロキシ経由でコンテンツを自動翻訳します。ブラウザーが重要です。Chromeユーザーは公開元の元URLへ送られるためトラフィックが維持されますが、Safari/Firefoxユーザーは translate.goog を経由し、トラフィックを失います。Ahrefsのデータでは、翻訳URLを伴うAI Overview表示が620万件、露出クリックが数億件に達しました。戦略的な読み方は、ネイティブの現地語コンテンツを公開することが防御であると同時に攻撃でもあることです。すでに提供しているコンテンツをGoogleがプロキシ翻訳する必要はなく、その市場で自分で順位を獲得できます。自動翻訳SERPは、満たされていない需要のシグナルとして扱ってください。
Muellerの注意:すべてを翻訳しない
最後に、節度についてです。John Muellerは、すべての言語へ対応しようとする反射的な発想に注意し、“Let’s create all languages! Let’s make pages for all countries! What if someone in Japan wants to read it in Swahili?” (翻訳)「すべての言語を作ろう。すべての国向けにページを作ろう。日本の誰かがスワヒリ語で読みたがったら?」と述べています。また、“it’s easy to dig into endless pits of complexity with hreflang.” (翻訳)「hreflangでは際限のない複雑さの穴に簡単に入り込めます。」とも言い、“first… limit the number of pages you create to those that are absolutely critical & valuable.” (翻訳)「まず、作るページを絶対に重要で価値のあるものに限定してください。」と助言しています。需要が実証された市場の高トラフィック・高コンバージョンページを優先してください(GSCで対象言語のクエリがすでにインプレッションを得ているか確認します)。作る言語版ごとにクロール、インデックス、canonical化、保守の負担が増えます。本当の見返りがある場所だけに投資してください。
AI要約
Advanced版を要約すると、次のとおりです。
- **多言語 ≠ 多地域。**多言語は言語(1か国で3言語のスイスサイト)、多地域は国(米国/英国の英語)です。重なりますが、シグナルが異なります。
- Googleは表示テキストから言語を検出します。
<html lang>でも、Content-Languageヘッダーでも、URLでもありません。Gary Illyesはこの順位付けの仕組みをLDCP(Language Demotion, Country Promotion)と名付け、誤った言語のページは降格されると説明しました。 - **Bingは逆です。**hreflangをサポートせず、主なシグナルとして
<meta http-equiv="content-language">を使います(優先順位:content-languageメタ > html lang > コンテンツ)。 - **hreflangは言語検出器ではなく関係マップです。**指示ではなくヒントで、双方向 + 自己参照が必要です。x-defaultを推奨します。
- **追加のメリット:**hreflangの発見は検証クロールを引き起こし、新しい言語ページのインデックス登録を速めます(Illyes)。ほとんどの代替版はcanonicalではないので、GSCで少なく報告されるのは正常です。
- es-MXとes-ESは主要コンテンツが未翻訳の場合だけ重複になります。本当の地域差が両者を分けます。
- **URL構造:**ほとんどのサイトではサブディレクトリ、国ターゲティングにはccTLDが最強です。URLパラメータは避けます。**IP/Accept-Languageで自動リダイレクトしないでください。**GooglebotはAccept-Languageなしでクロールし、主に米国IPから来るため、他の言語を見落とす可能性があります。
- **機械翻訳は禁止されていません。**Googleのスケールドコンテンツの不正利用ポリシーは翻訳を「自動変換」の例として挙げますが、違反は順位操作のために低価値ページを大量公開することです。判断基準は方法ではなく価値です。編集レビューを伴うMTPEは標準的でスケーラブルなワークフローです。
- **エラー率:私の374 756ドメインの調査では67%**にhreflang問題がありましたが、Googleは多くを自動修正します。構造上のエラーを直し、残りを監視してください。
- **2025年の脅威:**現地語コンテンツがない場合、Googleの
translate.googプロキシがトラフィックを奪う可能性があります。ネイティブな現地語コンテンツは防御であり、攻撃でもあります。
公式ドキュメント
検索エンジンによる一次情報のドキュメントです。
- 多地域・多言語サイトの管理 — 定義、URL構造の選択肢、ロケールシグナル、自動リダイレクトへの警告を含む基礎ドキュメント。
- ページのローカライズ版 — hreflangのリファレンス。3つの実装方法、双方向性、自己参照、x-default、重複コンテンツのルールを扱います。
- 国際SEOの概要 — 言語、国、地域の最適化への入口。
- ロケール適応ページをGoogleがクロールする方法 — 推測されたロケールで異なるコンテンツを配信するとクロール/インデックスの欠落が起きる理由と、Accept-Languageの注意点。
Bing / Microsoft
- BingにWebサイトの国と言語を伝える方法 —
content-languageメタタグ、その形式、Bingの優先順位(現在も主要な技術リファレンス)。 - Bing Webmaster Guidelines — 言語・国ターゲティングを含む一般ガイドライン。
情報源からの引用
多言語SEOについてGoogleとBingが記録上述べていることです。
Google — 言語の検出方法
- “Google uses the visible content of your page to determine its language. We don’t use any code-level language information such as
langattributes, or the URL.” (翻訳)「Googleはページの表示コンテンツを使って言語を判断します。lang属性やURLのようなコードレベルの言語情報は使いません」— Google Search Centralの文書。 引用箇所 - “Google doesn’t use
hreflangor the HTMLlangattribute to detect the language of a page; instead, we use algorithms to determine the language.” (翻訳)「Googleはページの言語検出にhreflangやHTMLのlang属性を使わず、アルゴリズムで言語を判断します」 引用箇所
Google — hreflangと重複
- “Use
hreflangto tell Google about the variations of your content, so that we can understand that these pages are localized variations of the same content.” (翻訳)「hreflangを使ってコンテンツのバリエーションをGoogleに伝え、これらのページが同じコンテンツのローカライズ版だと理解できるようにしてください」 引用箇所 - “If two pages don’t both point to each other, the tags will be ignored.” (翻訳)「二つのページが互いを指していなければ、タグは無視されます」 引用箇所
- “Localized versions of a page are only considered duplicates if the main content of the page remains untranslated.” (翻訳)「ページのローカライズ版は、主要コンテンツが未翻訳のままの場合にのみ重複と見なされます」 引用箇所
Google — リダイレクトと定義
- “Avoid automatically redirecting users from one language version of a site to a different language version.” (翻訳)「サイトのある言語版から別の言語版へユーザーを自動リダイレクトするのは避けてください」 引用箇所
- “A multilingual website is any website that offers content in more than one language.” (翻訳)「多言語Webサイトとは、複数の言語でコンテンツを提供するWebサイトです」 引用箇所
GoogleのGary Illyes(ポッドキャストSearch Off the Record「国際化とhreflang」、2024年7月25日)
- LDCPアルゴリズムについて:“if someone is searching in German and your page is in English, then you would get a demotion.” (翻訳)「誰かがドイツ語で検索していてページが英語なら、降格されます」
- HTML langが信頼できない理由:“[Joomla] came with the Lang attribute set to English, and there was no way to override it… And then you looked at the page, and it was 100% German. So it was like you can’t trust that.” (翻訳)「JoomlaはLang属性が英語に設定された状態で提供され、上書きできませんでした。ページを見ると100%ドイツ語でした。だから信用できません」
- hreflangが検証クロールを引き起こすことについて:“There is a dependency crawl triggering when we discover Hreflang, like we want to verify that.” (翻訳)「Hreflangを発見すると、それを検証したいので依存関係のクロールが起きます」
- GSCの報告について:“Search Console only reports canonicals… the vast majority of the Hreflang clusters… are not canonical.” (翻訳)「Search Consoleが報告するのはcanonicalだけで、hreflangクラスターの大部分はcanonicalではありません」 エピソードを聴く
John Mueller、Google
- HTML lang属性について:“the language attribute within the HTML markup is something we don’t use at all” (翻訳)「HTMLマークアップ内のlanguage属性は、私たちはまったく使わないものです」であり、“almost always wrong. So we tend to ignore that.” (翻訳)「ほとんどいつも間違っているので、無視する傾向があります。」
- 言語を作りすぎることについて:“It’s easy to dig into endless pits of complexity with hreflang.” (翻訳)「hreflangでは際限のない複雑さの穴に簡単に入り込めます。」 / “My recommendation would be first to limit the number of pages you create to those that are absolutely critical & valuable.” (翻訳)「まず、作るページを絶対に重要で価値のあるものに限定することを勧めます。」
意思決定フレームワーク
1. 多言語と多地域のどちらが必要か(または両方か)
他のことをする前にこれを実行してください。どのシグナルを使うかが決まります。
Are you serving more than one LANGUAGE?
├─ No → not a multilingual problem. Stop here for language work.
└─ Yes → multilingual. You need: distinct URLs per language
+ hreflang (Google/Yandex) + content-language meta (Bing)
+ real content in each language.
Are you also targeting more than one COUNTRY?
├─ No → single-region multilingual (e.g. Swiss DE/FR/IT).
│ Use language-only hreflang codes (es, fr, de).
└─ Yes → multi-regional too. Add region to hreflang (es-MX, es-ES,
en-GB, en-US) and consider ccTLDs for the strongest
country signal.このtreeは、複数言語を提供する場合に言語別URL、hreflang、Bing向けのcontent-language meta、各言語の実contentを用意し、複数国も対象ならes-MXやen-GBのような地域codeとccTLDを検討する流れを示します。罠は、言語を国のシグナルとして扱うことです。Gary Illyesの言葉を借りれば、“the language is absolutely not a tell for what country you are targeting.” (翻訳)「言語は、ターゲットにしている国を示すものでは絶対にありません。」
2. URL構造の比較
| 構造 | 権威性 | 設定 / 保守 | 最適な場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
サブディレクトリ /es/ | ルートドメインの権威性を共有 | 最も簡単で保守負担が低い | ほとんどのサイト。強い1つのドメインから全言語に恩恵を与えたい | 単一サーバーの場所。ターゲティングはhreflangに依存 |
サブドメイン es.example.com | 別サイトに近く扱われる | 設定は簡単。サーバーを分けられる | 言語ごとにインフラ/ホスティングを分離したい | サブディレクトリほど権威性がきれいに流れない |
ccTLD example.es | 別ドメインごとに権威性を構築 | 費用が最も高く、ドメインごとにリンク構築 | 強い国ターゲティング。規制市場などで現地の信頼が重要 | 構築に時間がかかり、純粋な言語ターゲティングには過剰 |
URLパラメータ ?lang=es | — | — | 決して使わない。Googleは「推奨しない」と述べる | クロールしにくくシグナルも弱い |
3. コンテンツ優先度マトリクス:最初に翻訳するもの
すべてを翻訳しないでください。候補ページを採点し、上から順に進めます。
Priority = (organic demand in target market)
× (conversion value of the page)
÷ (translation + maintenance effort)日本語で表すと、**優先度=(対象市場のorganic demand)×(pageのconversion value)÷(翻訳+保守の工数)**です。実務上の順序:
- 需要が実証されたページ — GSCで、対象言語のクエリまたは国からすでにインプレッション/クリックを得ているURLを探します。需要がすでにあるので、取り込みます。
- 高トラフィック / 高コンバージョンの中核ページ — マネーページと主要クラスターのハブ。
- 支援クラスターのページ — 中核市場が検証されてから。
- ロングテール — 最後に、かつ市場が成果を出している場合だけ。
Muellerのルールはこれらすべての上にあります。“limit the number of pages you create to those that are absolutely critical & valuable.” (翻訳)「作るページを絶対に重要で価値のあるものに限定してください。」言語版を1つ増やすたび、クロール、インデックス、保守の継続コストが発生します。見返りがある場所に使ってください。
言語シグナル:各検索エンジンが実際に使うもの
ブックマークしておくべき唯一の表です。GoogleとBingはほぼ反対のシグナルを読みます。
| シグナル | Bing | 注記 | |
|---|---|---|---|
| 表示テキスト | 主要 — Googleの言語検出方法(LDCP) | 使用(優先度は最低) | 対象言語で価値あるコンテンツを書く |
<meta http-equiv="content-language"> | 言語検出では無視 | 主要シグナル | Bingの主な仕組み。形式はen-us(ISO 639 + ハイフン + ISO 3166) |
<html lang="">属性 | 無視 — アクセシビリティには有用だがGoogleの順位シグナルではない | 第2シグナル | Mueller:“almost always wrong… we tend to ignore that” (翻訳)「ほとんど常に誤っているため、無視する傾向があります」 |
Content-Language HTTPヘッダー | 言語検出では無視 | 代わりにメタタグを使用 | Googleはヘッダーではなくテキストを読む |
hreflang | 代替版を対応付けるヒント。言語は検出しない | 非対応 | 双方向+自己参照が必要。x-default推奨 |
| URL / ccTLD | 言語には使わず、ccTLDは国のシグナル | 構造・ターゲティングに使用 | 言語 ≠ 国 |
Bingの優先順位: content-language メタタグ > <html lang> > ページコンテンツ。
**Googleを一行で:**表示テキストを読んで言語を検出し、コードレベル(lang、Content-Language、URL)はその目的では無視します。
**hreflangの必須条件:**双方向、自己参照、https:// を含む完全修飾URL、x-default推奨。ヒントであり指示ではありません。
**してはいけないこと:**IP/Accept-Language で自動リダイレクトする(Googlebotは Accept-Language なしで、主に米国IPからクロールするため、他の言語を見落とします)。言語に国旗を使うこと。編集上の価値を加えず、生の未レビュー機械翻訳を大量公開すること。
変更履歴
2026年8月13日に更新。
編集概要と記録された変更の詳細。変更の詳細
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変更の詳細な注記は現在英語でのみ提供されています。
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変更の詳細な注記は現在英語でのみ提供されています。
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2026年8月9日に更新。
編集概要と記録された変更の詳細。変更の詳細
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2026年7月18日に更新。
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